レンズブリージング補正
レンズブリージングとは、フォーカスが変化したときにレンズの画角や焦点距離が変動する現象のことです。
Catalyst Prepare Plugin のレンズブリージング補正コントロールを使用すると、クリップ内のメタデータを利用してレンズブリージングの影響を補正できます。
対応するカメラの詳細については、https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/cpplugin/l/index.php を参照してください。
地域によっては、この機能を利用いただけない場合があります。
レンズブリージング補正機能は、FTP デバイス、CIFS を介した XDCAM Station のボリューム、XDCAM デッキ、XDCAM ドライブ ユニット、または Optical Disc Archive ボリューム上のクリップでは使用できません。
メタデータを使用した補正を有効化するためのカメラ設定に関する情報については、https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/cpplugin/l/index.php を参照してください。
クリップの録画中にカメラの設定変更やレンズ交換を行うと、レンズブリージング補正がサポートされなくなります。
Catalyst Prepare Plugin のライセンスを確認するためのネットワーク接続ができないときは、手ブレ補正とレンズブリージング補正の出力結果にウォーターマークが表示されます。
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ソース モニタ ウィンドウで、クリップを選択します。
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エフェクト コントロール ウィンドウを選択します。Catalyst Prepare Plugin のコントロールが表示されます。
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手ブレ補正およびレンズブリージング補正コントロールの表示を展開します。
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[分析]ボタンをクリックすると、選択したクリップの分析が実行され、クリップの手ブレ補正結果がプレビューの表示に反映されます。
分析処理の後、[出力のサマリー]セクションにクリップ補正後の解像度が表示されます。
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レンズブリージング補正コントロールの表示を展開します。
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[適用]チェック ボックスをオンにして、レンズブリージング補正コントロールを有効にします。
チェック ボックスをオフにした場合、Catalyst Prepare Plugin によるレンズブリージング補正は適用されません。カメラ内でレンズブリージング補正が行われている場合、その効果は維持されます。
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[自動]を選択すると、トリミングが自動調整されます。
項目
説明
最大トリミング量
スライダをドラッグして、レンズブリージング補正に適用してよいトリミングの量を設定します。
設定値を大きくしすぎると、深刻なレンズブリージングが発生しているクリップにレンズブリージング補正を適用した場合、フレームの周囲に黒枠ができることがあります。このため手動モードでデフォルトのトリミング比値に近い値を使用することをお薦めします。デフォルトの手動トリミング比を調べるには、[手動]モードを選択し、[トリミング量]スライダを確認します。
トリミング後の補正済みフレームのサイズが表示されます。
アクティブな手ブレ補正モードで取り込まれたソース クリップに、[自動]モード使用時にブラーが生じた場合は、[手動]モードを選択して、[トリミング量]設定を減らします。
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補正を自分で調整する場合は、[手動]を選択します。
項目
説明
スライダをドラッグして、レンズブリージング補正に適用するトリミングの最大量を設定します。
[トリミング量]をデフォルトよりも大きく設定すると、深刻なレンズブリージングが発生しているクリップにレンズブリージング補正を適用した場合、フレームの周囲に黒枠ができることがあります。トリミング量はデフォルトに近い設定値にすることを推奨します。スライダ ハンドルをダブルクリックして、設定をデフォルトにリセットすることができます。
トリミング後の補正済みフレームのサイズが表示されます。
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レンズブリージング補正と手ブレ補正の両方が有効になっている場合、Catalyst Prepare Plugin によるレンズブリージング補正の効果は、カメラ内の補正機能と比べて弱くなることがあります。[プレビュー]ペインで元のクリップと補正後のクリップを確認し、クリップ補正結果をエクスポートする前に、必要に応じて[手ブレ補正]または[レンズブリージング補正]の[適用]チェック ボックスをオフにしてください。